異業種ビジネスからヒントをもらおう

 

[NO.1]

●女性用トイレを競って改装・・・首都圏の百貨店各社

デザイン性や利便性を高めた個性的なトイレ、高齢者や障害者、子供も使いやすいトイレに変え、固定客増加につなげるのが狙い。小田急百貨店の新宿店では、2階3階のトイレを女性専用にした。しかも雨で濡れた髪を直せるようドライヤーも備え付けたら、目に見えて女性来店客が増えたという。

     

 「金を生まない空間」だからとつい後回しにしがちですが、女性客はトイレや休憩場所などからも、お店や会社の善し悪しを判断することが少なくありません。しかもそれは口伝えに広がるのです。
 ある農業法人さんが経営するレストランで「おむつの替え台」をしっかり備えたら、若い主婦の間で評判を呼んだそうです。フラワーセンターのような女性客をメインターゲットにしている施設では、特に細部まで気を配りたいものです。

 

●携帯メールに割引券を配信・・・フレッシュネスバーガー

客が店頭でメール画面を提示すれば、対象商品を割り引きする仕組み。携帯電話と割引券を連動させることにより、若者の集客力を高め、割引による販売拡大が狙い。時間限定割引券で特定の時間帯の来店客を増やせるか、バーガー以外のサイドメニュー割引券で購買点数を増やせるかも試験する。

     

 特定の客層を狙った集客・販売企画、あなたの直売所や交流施設では展開していますか。お総菜レシピを配り、若い主婦客を増やした直売所があります。最近仕事を持っている主婦たちのために予約販売も始めたそうです。
 みんなが食べる食品・農畜産物といえども、ある程度客層の絞り込みが不可欠です。絞れば絞るほど、商品づくりや企画の性格がいっそう明確になってきます。明確な性格を「個性」と言います。

 


 

鈴木 肇(すずきはじめ)

(株)ジャパン・アグリ-カルチュア・マーケティング&マネジメント(通称jamm)取締役(企画担当)。1968年(株)博報堂入社。農業プロジェクトに関わり、農林水産省のグリーンツーリズム研究員、21世紀村づくり塾アドバイザーとなる。1999年同社を退職、農村報知新聞社の編集顧問に就任。

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